日本伝統の女性の日本髪で城下町の休日を過ごす、ちょっと優雅で粋なイベントが、今年も6日に松江市で開かれました。

華やかな着物を着た女性に。江戸時代の娘のような髪型をした女の子。江戸時代から明治時代に流行した日本髪を結っています。
このイベントは、伝統的な日本髪の魅力を再発見してもらおうと、市民の有志などで作る実行委員会が2020年から毎年開いていて、5回目を迎えました。

嶋村采音アナウンサー
「現在、こちらでは髪結の体験会が行われています。参加者は21人ということですが、それぞれ違う髪型でセットされています」

今年は県内外から過去最多の21人が参加、年齢も13歳から60代と幅広く、1人1万5000円の参加費で古くて新しい女性の姿に変身しました。

参加者
「13歳です。母に参加してみたらと言われて。ドキドキです」

結髪師
「一生の一度の機会なので、親子共演です」

髪結いと着付けが終わった参加者は、早速城下町松江をそぞろ歩き、多くの観光客などから熱い視線を浴びていました。

東京からの参加者
「松江の街はすごく雰囲気が良くて、こうしたイベントにぴったりで楽しく参加させていただいています」

観光客
「初めてみました。すごいですね、良い時に来ました」
観光客(姫路から)
「昔の着物だね。びっくり。姫路城の近くにあるけど、こんなのは見たことがない」

古典日本髪・出雲髪結びの会・石原美和さん
「技術の継承のためにみなさんに知っていただいて、古いものを大切にという心得を若い人にも伝えていきたい」

実行委員会では、このイベントを長く続けていきたいと「日本髪愛」をさらに深めているようでした。

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