皇室の常陸宮家に献上する越前水仙の出発式が24日、福井市内で行われました。今シーズンの越前水仙の出荷量は、夏の猛暑と獣害が影響し前年の同時期の5分の1となっています。
越前水仙の献上は、1990年に常陸宮ご夫妻が福井を訪れたのを機に、越前町、南越前町、福井市が毎年順番に行っています。
2024年は、福井市から切り花300本と越前水仙が寄せ植えされた盆栽1鉢が献上されます。西行市長らが、つぼみの状態の切り花から葉に痛みのないものなどを選んで慎重に箱詰めしていきました。
JAによりますと、今シーズンは夏場の猛暑と雨が少なかったことから、生育が例年より1カ月ほど遅くなっているのに加え、シカやイノシシによる獣害も多いことから、出荷数は昨シーズンの同時期の5分の1と、大きく減少しています。
こしの水仙部会・山本正男会長:
「なんとか良い花を選んで送ることができ安心している。冬の日本海を感じながら清らかな香りを感じていただきたい」
発送した越前水仙は、25日午前に常陸宮家に届けられます。
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