邦画と洋画を合わせた今年の国内興行収入(興収)の総額が2千億円前後になる見通しであることが23日、分かった。東宝が記者会見で明らかにした。昨年は約2214億円で、1割近く減る可能性がある。吉田充孝執行役員は「(昨年の米ハリウッドのストライキなどが影響し)洋画のラインアップが極端に少なかった」と指摘した。

 ただ、東宝が配給した作品に限ると910億~920億円で、歴代1位になる見込み。「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」(158億円)、「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」(116億円)などのアニメが大ヒットしたほか、「キングダム 大将軍の帰還」(80億円)など実写も健闘した。(共同通信)

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