宮城県栗原市では正月に家の玄関や神棚に飾る縁起物の「しめ飾り」づくりが最盛期を迎えています。
栗原市栗駒にある造園会社「ランドスケープあさの」では、毎年11月中旬から50年以上続く伝統のしめ飾りづくりを行っています。
しめ縄に使うのは地元産の「わら」。それを土台に一年を通じて緑を保つ「松の葉」や子孫繁栄を願う「ダイダイ」など、縁起物を一つ一つ飾り付けていきます。
こうした昔ながらのしめ飾りづくりは、かつて栗駒地区で盛んに行われていたそうですが、後継者不足もあって、その数は減ってしまったそうです。
玄関や神棚に飾ることで邪気を払うといわれる「しめ飾り」。この会社では年の瀬が近づくこの時期が最も忙しく、地元住民の手を借りながら、連日約10種類2000個ほどを作るということです。
ランドスケープあさの 浅野淳代表
「心穏やかな新年を迎えていただき、新しい年も良い1年になるようにという思いで作っています。昔からあるものを続けられる限り続けていきたい」
「しめ飾り」づくりは26日まで続けられ、県内の量販店などに出荷される予定です。
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