ノーベル平和賞の授賞式に臨んだ日本被団協の代表団が、13日にノルウェーから帰国し、松山市から参加した松浦秀人さんも午後に松山空港に到着しました。

ノーベル平和賞の授賞式は12月10日にノルウェーのオスロで開催。授賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表理事は松山市の松浦秀人さん(79)です。会場で日本被団協は世界中に向け、原爆の恐ろしさと核兵器廃絶への思いを改めて訴えました。

松浦さんは授賞式を終えて帰国。松山空港には長旅の疲れも見せず午後2時に到着しました。

日本被団協・松浦秀人代表理事:
「授賞式は非常に厳粛な空気の中で行われました。日本被団協に『これからもなお命ある限り核兵器の禁止や廃絶を目指して頑張って欲しい』という期待を込めて、ノーベル平和賞が贈られたのだと改めて感じました」

松浦さんはノルウェーに滞在中、オスロ大学で母親のお腹の中で「胎内被爆」した体験を語りました。

松浦さん:
「なるべく悲壮にならないように。笑い声が飛ぶようなお話の仕方をあえてさせてもらった。楽しんで聞いてもらったんで、終わってからもなかなか帰してくれなくて。私どもの訴えが届いたからそういう反応だったのだと私は思いました」

会場には学生ら約400人は詰めかけ熱心に耳を傾けていたと話し、改めてノーベル平和賞の影響力の大きさを感じたといいます。

松浦さん:
「これを励みにして、これまで以上に核兵器をなくしていく、当面は禁止していく、その活動を引き続き命ある限りしていきたい」

松浦さんは年明け1月13日の成人の日に、松山市総合コミュニティーセンターで、報告会を行う予定です。

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