落語イベンターの知花園子さんが席亭となる寄席「花園寄席」のこけら落とし公演が11月23日、那覇市三原の同所であった。落語家の柳家緑太と柳亭市童の二人会が行われ、来春の真打ち昇進を控える2人が勢いのある高座を披露した。

 以前から知花さんの主催公演に出演している2人は、古民家を改装した寄席の様子や、知花さんの奮闘ぶりなどを愛情たっぷりにいじって観客を沸かせ、お祝いの笑いで会場内を満たした。

 緑太は「牛ほめ」「寝床」、市童は「居残り佐平次」「黄金の大黒」を語った。

 「花園寄席」は、沖縄都市モノレール(ゆいレール)の安里駅から徒歩5分ほど。公演がないときは洋菓子店「アベニア」の店舗となる。15日午後5時からは落語家の春風亭朝枝が、22日午後5時からは浪曲師の玉川太福がそれぞれ独演会を開く。

 予約・問い合わせは知花、電話090(9497)9484。

(社会部・真栄里泰球)

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