その年の世相を表す「今年の漢字」が12月12日に発表され、「金」という字が選ばれた。
岩手県民にとってはどんな漢字が当てはまる1年になったのか?各地で聞いた。

12月12日午後、京都市の清水寺で発表された2024年の世相を表す漢字は「金」の文字だった。

オリンピックや大谷翔平選手の値千金の活躍のほか、裏金問題、新紙幣発行などが注目されたことが理由に挙げられている。

岩手県内でも様々なことがあったが、『あなたの今年の漢字何か?』と街で聞いた。

2024年7月にオープンした複合商業施設「monaka」の大石仁雄社長は『盛』を選んだ。
その理由について大石社長は「monakaのキャッチフレーズは『盛岡らしさの真ん中に』。盛岡の真ん中を盛り上げる、周辺の肴町・河南地区の商店街とも連携して地域を盛り上げる、この『盛』の字に盛りだくさんの意味が込められている」と説明した。

周辺の肴町商店街の鍵屋酒店・村井栄輔店長は「『繁』。商店街はmonakaの開業によって来店客が増えたことで、おかげさまで非常に繁盛している」と話していた。

盛岡市の保育士は「一生懸命頑張ったから まずは『頑』。仕事とかみんなと力を合わせて、良い仕事とか健康面でみんなと支え合いながら仕事を頑張った」と答えた。

宮古市でも聞いた。
開業から40周年を迎えた三陸鉄道の職員・千代川らんさんは『再』という字を選んだ。
その理由について千代川さんは「再出発、新たなスタートを切った一年だったと思っていて、台風5号の影響で一部区間不通になっていた所があったが、先月無事に再開することができた」からだと説明した。

宮古観光文化交流協会の岩間晃貴さんは「『情』ですね。外国のお客様が増えてきた中で私は英語を喋れないが、情熱・愛情を持って接すればも英語がなくてもパッションで伝わる」ということから『情』を選んだという。

蕎麦屋の店主は『価で』と意地を選んだ。「原価は上がり価格は据え置いて1年間営業してきた。売価は上げなかったのでいろいろ工夫して仕入れるようになった」と話しこの一年を振り返った。

達増知事にも12月9日に開かれた定例会見で2024年の漢字を聞くと、次の一文字を選んだ。

達増知事
「『米』でいきたいと思います。都道府県で最も高い1等米比率で質の方も日本一。米国で大谷翔平さんが“大谷無双”のような活躍をし、世界に打って出る岩手というのを『米』という字が象徴している。『米(コメ)』=『米(ベイ)』を今年の一字にしたい」

その大谷選手の大ファンで、経営する奥州市の美容室にサインボールなど約300点を展示している私設応援団の代表・菅野広宣さんは『祝』うを選び、次のように大谷選手の一年を振り返った。

菅野広宣さん
「大谷選手がドジャース移籍1年目で初のオールスターでのホームラン、50ー50達成、ワールドシリーズ優勝、MVPまで獲得して、真美子さんとも結婚もされて、お祝いづくめの1年だった」

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