将棋のALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟主催、ALSOK特別協賛)が来年1月12日、静岡県掛川市で開幕するのを前に、掛川グランドホテルで9日、地元食材を使った勝負メシの試食会が開かれた。市内で営業する事業者を対象に公募したおやつも披露された。藤井聡太王将と挑戦者の永瀬拓矢九段の対局を掛川ならではのメニューで盛り上げる。【山田英之】
将棋によるまちづくり実行委員会会長の久保田崇市長、食材を提供した4団体(JA掛川市、JA遠州夢咲、掛川商工会議所、掛川みなみ商工会)のメンバーらが出席した。
シチューやカツカレーなどの勝負メシには掛川牛の牛肉、地元産のレタス、しょうゆ、ミニトマト、白ネギ、豆腐、キャベツなどを使用。おやつには、たいやき、ようかん、干し芋、モンブラン、バターサンド、メロンパンなど17品が並んだ。勝負メシの調理をした川口雄治・掛川グランドホテル中国料理長らが、使用した食材などを紹介した。掛川牛を提供したJA掛川市の川隅弥寿吉常務理事は「藤井王将に食べてもらえることを期待している。丹精込めて育てた生産者の励みにもなる」と語った。
藤田哲男・掛川商工会議所会頭は「これまでの王将戦で藤井王将が食べたデザートの人気が高まり、作ったパティシエは寝るひまもないほど忙しかった。勝負メシの経済効果はすごい。掛川の食材が優れているからこそ、おいしい料理ができるのだと思う」。掛川みなみ商工会の関谷夕佳理事は「頭を使う勝負の中で、食事が癒やしの時になってくれれば」と話す。久保田市長は「食材の味や工夫が素晴らしかった。藤井王将、永瀬九段とも勝負メシを選ぶ時は相当長考するのではないか。どれも掛川を代表する一品ばかりだ」と評価した。
勝負メシメニュー
掛川牛内ももの牛カツカレー
掛川牛バラ肉のシチュー
掛川牛を使った本格マーボー豆腐
落合農園のキャベツと白ネギを使ったホイコーロー
おやつメニュー
葛(くず)どら抹茶クリーム
生クリーム葛大福
お茶屋のたいやき
よこすかしろ羊羹(ようかん)
掛川栗蒸し羊羹
大トロ芋
おいもやの2代目干し芋
ホシイモンブラン
掛川栗のモンブランみのり
サブレサンド静岡いちご&バター
紅はるかすいーとぽてと
和栗のモンブラン
抹茶オペラ
バターサンド
掛川メロンパン
生クリームホーン
深蒸し茶のバスクチーズケーキ
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