松江ゆかりの文豪、小泉八雲と妻・セツをモデルにしたテレビドラマで夫婦役を演じる2人の俳優が松江市を訪れ、制作に向け、意気込みを語りました。
地元ゆかりの主人公のドラマ化、そのPR効果に観光関係者は期待しています。
11月28日、松江市の小泉八雲旧居。
会見に臨んだのは、2025年秋から放送される連続テレビドラマ「ばけばけ」で小泉八雲の妻・セツがモデルのヒロインを演じる高石あかりさん。八雲がモデルの夫役を演じるトミー・バストウさんです。
ドラマの舞台は明治時代の松江。上級士族の家系ながら貧しい生活を送るヒロインが女中として仕えた外国人英語教師と、文化の違いを乗り越え心を通じ合わせていくストーリーです。
高石あかりさん:
「小さい頃から朝ドラヒロインになるのが夢で幸せ過ぎる瞬間をいただいたなと思った」
高石さんは宮崎県出身の21歳。
オーディションで2892人のなかから選ばれ、主演の夢をかなえました。
トミー・バストウさん:
「責任感も感じます。きょうもハーンさんの世界に踏み込んで責任が高くなりました」
トミー・バストウさんはイギリス出身の俳優で、ロックバンドのボーカルとしても活動。アメリカ、イギリスなど海外でも行われたオーディションで1767人の中からこの役を射止めたということです。
小泉八雲のひ孫・小泉凡さん:
「予想以上に素敵な方たちで、お二人に演じていただけるのはほんとに良かったなと思いました。ハーンの魅力がもっと広く全国的に伝わればいいなと思います」
ドラマの撮影は2025年春から行われる予定で、松江市はロケの受け入れや支援などに対応する専門部署を10月設置。松江の魅力を発信する体制も整え、ドラマによる観光への効果に期待を寄せています。
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