沖縄県内在住の工芸家による作品を中心に展示販売する「第13回クラフトフェア沖縄」(主催・同実行委員会)が27日、豊見城市の「おきなわ工芸の杜」で始まった。時間は午前10時から午後6時、入場無料で29日まで。会場にはキッチンカーもあり、お昼時も楽しめる。
今年は工芸家43人と県工芸振興センターの修了生10人が出展した。作品は、やちむん、木工、紅型、金細工、ガラス、雑貨など。会場内には予約不要の体験コーナーが9ブースあり、本革を自分の好みの色に染めて小物を作ったり、ペンでミニ曼荼羅(まんだら)を描いたりできる。
初出展という県立芸大卒の塩谷美夏さんの木工ブースには箸やスプーンが並び、生木の豊かな香りが広がった。
糸満市のアイゼンミンガー康子さんが手に取ったのは木製のカスタネット。木の堅さによって音質が違うのが魅力で「さんざん悩んでリュウキュウマツに決めました」と笑った。
(南部報道部・平島夏実)
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