今回のイベントや出店の中止を受けて、さまざまな影響が出ています。出店できなかった業者を手助けしようという動きも。
【お客さん】
「インスタで拡散してくださいという投稿をみた。3000個と書いてあったので大変だろうなと思って、友達にも声をかけて皆さんの分を買わせていただきました」
バルーンフェスタでの出店の中止に伴い、県内のプリンを集めたプリン県さがは、会場で販売しようと用意していた約3000個を佐賀駅前交流広場で販売。
1日は午前10時から販売し、県外からバルーンを見に来た人や、SNSなどで情報を入手した人が店を訪れていました。
【熊本から】
「バルーンフェスタを見に来ました。プリンを買えてラッキーと思いました。もしバルーンフェスタに行ったら買ってなかったかもしれない」
【大牟田から】
「天候なので仕方ないがちょっと悲しいなと思うのでこういう機会があってよかったと思う。我々もおいしいプリンを食べられるので」
【プリン県さが実行委員会 大富藍子さん】
「自分たちが販売できるのは本当にありがたいが、他の事業者も困っているからそれに心を痛めている」
プリンは夕方までに、完売したということです。一方、宿泊業にも影響が。
佐賀市にある旅館あけぼのでは、満室だったのが、1週間くらい前からキャンセルが数件出始め、1日朝も1件キャンセルの電話あり現在は全体のうち1割が空室になったということです。
【旅館あけぼの 音成亜美代表取締役】
「1週間前の天気が発表されたあたりから予約のキャンセルがぽつぽつ入ってきた。年間のうちで佐賀市内に80万人・90万人の人が来るというのはこのときだけなので、本当に一番のかきいれどき、宿泊では」
佐賀市の坂井市長はイベントや出店の中止について冠水の危険性がある河川敷の特性を考え理解を求めています。
【佐賀市 坂井英隆市長】
「持続的にですね、この大会を運営できる、そうしたためにはですね、安全に配慮しながら考えていく。そうした中で今回、冠水のですね、可能性があるということでそうした判断に至りました。今回佐賀の地にお越しいただいた方にはですね他にやっているイベントですとかまたプロスポーツの試合とかですねまた飲食関係でもさまざまですね魅力的な店舗等ございますのでそうしたところに足を運んでいただけるようにですねわれわれとしても情報を発信していく」
出店者への補償については、契約では悪天候で売り上げが不振でも補填しないとなっていますが、出店が長期に渡って中止になるのは初めてで、組織委員会、運営委員会で対応を協議するということです。
一方、大会に出店できなかった業者を手助けしようという動きも各地で出ていて、このうち佐賀市の中心部にあるわいわいコンテナ周辺では場所に限りはありますが出店できなかった業者向けに、11月3日、出店を募集しているということです。
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