被爆者の言葉や平和への思いを筆に乗せています。
原爆死没者名簿の筆耕を行っている被爆二世で書道講師の森田孝子さんの展覧会が2日から長崎市で始まります。
長崎市の国立追悼平和祈念館で1日から始まる書道展「平和への願いを書に託して」です。
被爆二世で書道講師の森田孝子さんは、毎年8月9日の平和祈念式典で奉安する原爆死没者名簿の筆耕を行っていて、書道展は「被爆者の言葉や思いを次世代に伝えたい」と12年前から毎年開いています。
こちらは16歳の時に爆心地から1.4キロ地点で被爆した女性の言葉です。
森田孝子さん
「16歳というと本当にまだ青春の時代だったと思う」「原爆で被爆して悲しい思いつらい思いをされた」「被爆者が心に思っていても口に出せなかった思いを私が書に託して一人でも多くの人に伝えられたらと思って書いている」
会場では新作9点を含む24作品が展示されていて、作品ごとに英訳もつけられます。
書道展は2日から今月7日まで開かれます。
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