短歌文学で功績のあった人に贈られる若山牧水賞に、今年は2人の歌人が選ばれました。

29回目となる若山牧水賞を受賞したのは、三重県の歌人大辻隆弘さん64歳と、東京都の歌人高山邦男さん65歳の2人です。

大辻さんの受賞作品「橡と石垣」は、日常生活や風景を繊細に描写する作風などが高く評価されました。

高山さんは認知症の母親への優しい眼差しや、命のつながりを表現した歌集「Mother」が受賞作品に選ばれました。

(伊藤一彦選考委員)
「60代の男性2人の歌集が歌い方も対照的だし、テーマも対照的で、牧水賞として面白くなるのではないかという事で、最後、2冊になりました。」

若山牧水賞の授賞式は、来年1月に宮崎市で行われます。

※大辻さんの辻は、しんにょうに点がひとつ

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