女流王位就位式で記念品のシマフクロウの木彫りを手にする福間香奈清麗=大阪市福島区の関西将棋会館で2024年10月1日、新土居仁昌撮影

 日本将棋連盟は1日、福間香奈倉敷藤花(32)に伊藤沙恵女流四段(31)が挑戦し、5~11日に大阪市福島区の関西将棋会館で予定されていた第32期倉敷藤花戦三番勝負(岡山県倉敷市など主催)を2025年2月以降に延期すると発表した。福間倉敷藤花は12月に出産予定。体調不良が続いて二つのタイトル戦を不戦敗で敗退したものの対局を切望しており、連盟は出産に伴う休場明けの実施を決めた。福間倉敷藤花は今期三番勝負で10連覇が懸かる。

 福間倉敷藤花は妊娠による体調不良のため、10月の白玲戦七番勝負と女流王将戦三番勝負で計4回不戦敗となって敗退した。次期白玲戦については、1日に関西将棋会館で行われた女流順位戦A級(全9回戦)1回戦の対局に臨んだ。休場期間に予定される2~4回戦は「日程変更できるものは変更する」(将棋連盟)。一方、女流王将戦は通常と同様、三番勝負敗者として、例年4月ごろに行われる次期本戦1回戦から登場する。【丸山進】

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