第30回UBEビエンナーレで大賞を受賞した作品「Press block」と作者の渡久地佑弥さん=山口県宇部市のときわ公園で2024年10月26日午後5時44分、上入来尚撮影

 「第30回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」(山口県宇部市、UBEビエンナーレ運営委員会、毎日新聞社主催、UBE株式会社特別協賛)が27日~12月22日、宇部市ときわ公園内UBEビエンナーレ彫刻の丘で開かれる。

 国内最大規模の野外彫刻展として、1961年から隔年で開催。彫刻家の登竜門として知られ、今春には「最も長く続いている野外彫刻展」として、ギネス世界記録にも認定された。

 今回は欧州やアジアなど28カ国・地域から183点の応募があり、1次審査を通過した15点を展示。特別賞含め、入賞9点が26日の選考委員会(酒井忠康委員長)で決まった。【上村里花】

第30回UBEビエンナーレ選考結果

 <大賞>(宇部市賞、500万円)

「Press block」渡久地佑弥(福岡県)

 <UBE株式会社賞>(400万円)

「IMAGINE」藤井浩一朗(東京都)

 <毎日新聞社賞>(100万円)

「十二の物語」小笠原伸行(千葉県)

 <山口銀行賞>(100万円)

「THE FOREST GOWN」石上和弘(静岡県)

 <宇部商工会議所賞>(50万円)

「フリーエア」ファン・ユジョン(台湾)

 <島根県吉賀町賞>(20万円)

「見てくる犬」佐藤一明(北海道)

 <山口県立美術館賞>(20万円)

「雨雲ヒュッテ」大西治、大西雅子(京都府)

 <島根県立石見美術館賞>(20万円)

「そのさきにあるもの」関玄達(東京都)

 【特別賞】

 <柳原義達賞>(150万円)

「Hito_ita-k021 Jun.024」Kyuichi Sato(宮城県)

※敬称略、金額は賞金

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