福井市江上町の宮ノ下コスモス広苑には、東京ドーム4個分、17.5ヘクタールの敷地に約1億本のコスモスが植えられ、見頃を迎えています。
いまでこそ、県内を代表するコスモスの名所として知られていますが、約30年前に近くの一軒の農家が減反政策の休耕田にコスモスを植えたのがきっかけでした。
その後は、周りの農家や地域住民の協力でコスモスを植え続け、毎年、美しい景色を
生み出しています。
今年も地元住民が協力して6月に種をまき、猛暑だった夏は水やりに例年以上の時間を割いて、例年並みの開花にこぎつけたものの、花は少し小ぶりだということです。見ごろは10月末までです。
一方、永平寺町の吉波の県道17号沿いでは、約4万本のヒマワリが景観を彩っています。
近くに住む藤井利雄さんがドライバーの目を楽しませようと、11年前から広さ3500平方メートルの休耕田に、秋のこの時期に咲くように種をまいています。今年は8月のお盆過ぎから1週間間隔で3回に分けて6万本分の種をまきました。
約6万本分まかれた種のうち、いまは4万本ほどが見頃を迎えています。藤井さんによると、夏のイメージが強いヒマワリですが、春から秋の気候であれば問題なく咲くそうです。この時期にヒマワリが楽しめるとあって、連日、多くの人が写真撮影に訪れています。
ワイセイヒマワリという背の低い品種で、今後残り2万本が咲き、11月中旬まで見られるということです。
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