新設の音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」のロゴ(イメージ画像)=CEIPA提供

 国内の音楽業界5団体からなる一般社団法人カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)は21日、日本の音楽を世界に発信することを目的に国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」を新設すると発表した。来年5月に京都で授賞式が開かれる。

 同賞の対象は、2024年1月29日~25年1月26日に各種音楽チャートにランクインした楽曲やアーティストで、対象期間以前に出た作品でもこの期間にチャート入りしていれば選考対象となる。

 表彰部門は①最優秀楽曲賞②最優秀アルバム賞③最優秀アーティスト賞④最優秀ニュー・アーティスト賞⑤Top Global Hit from Japan⑥最優秀アジア楽曲賞――の主要6部門をはじめ「演歌」「ジャズ」「クラシック」といったジャンル別など60以上の部門・カテゴリーを設ける。世界でヒットしている国内楽曲(⑤)や、アジアでヒットしている国内外の楽曲(⑥)も対象とし、グローバルな観点を意識していることが特徴だという。

 選考については「透明性のあるプロセス」の確保を強調。投票メンバーは、アーティスト自身のほかレコード会社、音楽評論家など音楽関係者で構成され、5000人以上が参加するとしている。

 「MUSIC AWARDS JAPAN 2025 KYOTO」は25年5月22日、ロームシアター京都(京都市)で行われ、地上波による生放送やYouTube配信を予定している。また、5月17~23日を「開催ウイーク」として、アーティストの公演や国内外の音楽業界関係者によるセミナーも開催する。【西本龍太朗】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。