シドニー・スウィーニー(3月14日、ロサンゼルス)  Featureflash Photo Agency-Shutterstock

<レッドカーペットでのシースルードレスやプライベートでの水着ショットなど、セクシーな姿で話題を呼ぶことの多いシドニー・スウィーニーだが...>

ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』や映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』など数々の作品に出演して脚光を浴びている若手女優シドニー・スウィーニーが、ボクサー役のために肉体改造した驚きの姿を公開し、「マジで激変」「男性みたい」とネットをざわつかせている。

【写真】グラマー女優シドニー・スウィーニーの「激変した姿」にネット騒然! 一体どんな姿に?

1989年にプロデビューし、アメリカでもっとも成功した伝説的ボクサーとして知られるクリスティ・マーチンの伝記映画に主演することが決まったシドニーは10月16日、自身のインスタグラムに「撮影の舞台裏」と題したスウェット姿の写真2枚を投稿。

「茂みの中のパパラッチのおかげで、秘密が漏れてしまったので、今取り組んでいる映画の舞台裏を少しだけお見せします。ここ数カ月、リングの内外で戦った真のチャンピオンである素晴らしい女性の物語を実現するため、トレーニングに没頭してきました」と綴り、たくましい力こぶポーズでムキムキの上腕筋を披露した。

シドニーといえば豊満ボディが魅力で、レッドカーペットではシースルーなど露出度の高い衣装を着用することが多く、プライベートでもセクシーな水着ショットをインスタグラムで公開して話題を呼んでいる。

そんなシドニーが、茶色のウェービーヘアにイメチェンし、セクシールックを封印して赤いTシャツにグレーのスウェットパンツ姿で完全にクリスティになりきっていることに、「なんてプロ根性なの」「この変貌ぶりは素晴らしい」「文字通り、今まで見てきた中で最高にホット」と称賛の声が寄せられている。

21歳でプロボクサーのキャリアをスタートさせ、女子ボクシングのパイオニアとして華やかなキャリアを築くも、自身はレズビアンでパートナーの女性と暮らしたいとコーチでもあった25歳年上の夫に告白したことが原因で何度も刺され、胸を撃たれる瀕死の重傷を負う壮絶なDVを経験したクリスティをどのように演じるのか関心が集まっている。

「彼女の旅路は、立ち直る力、強さ、希望の証であり、彼女の力強いストーリーを皆さんと共有できることを光栄に思います」とシドニーは語っているが、「クリスティ・マーチンは、筋肉質でも引き締まった体型でもなく、鉄のようにタフな女性。成功を祈ってるわ」と、辛口エールを送るファンもいる。

グラマーで艶っぽい容姿故に演技力が正当に評価されていない向きもあるシドニーに対し、「彼女が必要としていた演技の才能を披露する、性的要素がない象徴的な役になることを願っている」「アカデミー賞だね」「自身のボディイメージを壊すのを見るのが待ちきれない」と、この役で女優としてゆるぎない評価を勝ち取ることを期待する声も多い。

かつて「美人じゃないし、演技もできない」とベテランプロデューサーに酷評されたこともあるシドニーが、肉体改造までして臨んだクリスティ役で、批判を封じる演技を見せられるのか注目が集まっている。

[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。