10月から始まった「遠野まちなか妖怪FESTIBAL2024」は、歩いて食べて、民話の里・遠野の魅力をたっぷり楽しめるイベントだ。

遠野といえばカッパが有名だが、街中の池のほとりにカッパのオブジェがあったり、家に富をもたらすと伝承がある「座敷童」が信号機の柱の上にいたりと、市内を歩いて楽しむことができる。

民話や伝説が語り継がれ、今なお独特な信仰や風習と共存している岩手県遠野市では、その民話に登場する妖怪と楽しむイベント「遠野まちなか妖怪フェスティバル2024」が10月に始まった。

イベントを主催する団体「遠野なんかやってみよう会」事務局が遠野テレビにある。

「遠野なんかやってみよう会」は、遠野市役所や遠野ふるさと商社など遠野の主要団体に入ってもらい、遠野を盛り上げるイベントの企画や運営などを行っている。

遠野なんかやってみよう会の大江郁弥さんによると、「遠野まちなか妖怪フェスティバル」は2カ月を通して参加できるイベントもあり、単発で実施するイベントもあるという。

「妖怪なぞ解きウオークラリー」(10月1日~11月30日開催)に参加するため、JR遠野駅前にある遠野市観光協会で、巡るスポットが書かれたMAPを手に入れる。後はそれぞれのスポットで謎を解いていく。

やってきたのは遠野城下町資料館。
遠野南部氏1万2千石の城下町として栄えた当時の品々が展示されている。

貴重な資料を見学した後は謎解きにチャレンジする。
館内の旗にあるQRコードを読み取りクイズに答えるとキーワードを手に入れることができる。

謎解きスポットは、遠野城下町資料館のほか、遠野市観光協会、遠野まちなか・ドキ・土器館、とおの物語の館、遠野市立図書館・博物館、アサクラ酒店の全部で6カ所。
6つのキーワードを集めて、一つの言葉を完成させると素敵な景品がもらえる。

また「妖怪お菓子めぐり」を開催していて期間限定の妖怪お菓子を販売している。

期間限定の妖怪お菓子を食べられるのは市内6カ所の菓子店で、どれもかわいらしい趣向を凝らした物の怪のお菓子巡りが楽しめる。

遠野なんかやってみよう会の大江さんは、「遠野何かやってみよう会に所属している各団体のがSNSで告知しているが、SNSを見た方が遠野に来てもらい、遠野の町中でこのイベントのチラシを持っている人を見られるようになればいい」とイベントへの意気込みを話していた。

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