国立劇場おきなわの第11回創作舞踊大賞の大賞に島尻希紀さんの作品「遊(あし)びくぐつ」が選ばれた。奨励賞は新崎恵子さん作「音(うとぅ)の響(とよ)むまでぃ ア!躍(も)れ!」と喜屋武愛香さん作「マブイ詩(うた)」、佳作は大湾三瑠さん作「露(つぃゆ)こころ」だった。18日に同劇場が発表した。

 「遊びくぐつ」は琉球人が大和で観賞した人形芸を、帰国後に国王の前で披露するという内容。人形遣いと人形という着眼点のユニークさや、上質で洗練された振付が評価された。

 今回の応募は8作品で、9月22日に実演審査があった。受賞作品は来年3月15日に同劇場である公演「創作舞踊の会」で上演される。「創作舞踊大賞」は新たな琉球舞踊の創造・発信を目的に2010年度から実施されている。次回の公募は26年度を予定している。(社会部・真栄里泰球)

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