名園で一足早く冬支度です。岡山市の岡山後楽園で、マツを害虫から守るための「こも巻き」が行われました。

こも巻きはマツの葉などを食べる害虫が冬を越すために地中に降りてくる習性を利用し、マツの幹にわらで編んだ「こも」を巻き、害虫をおびき寄せ駆除するものです。毎年、立冬を迎えるこの時期に行われ、10月16日は造園業者9人が約240本のマツの幹に丁寧にこもを巻き付けていきました。

岡山市の16日朝の最低気温は21.2度と平年より7.9度高く、冬を感じる気温ではありませんでしたが、訪れた人たちは名園の冬支度の姿を思い思いに撮影し、風物詩を楽しんでいました。

(訪れた人は…)
「まだまだ暑いが、こも巻きを見たら季節が進んで冬がやって来ていると思う」

(岡山後楽園事務所 栗坂智人主任)
「これからの本格的な冬の到来を前に、きれいに整った景観を楽しんでもらえれば」

岡山後楽園では2025年2月にこもを取り外し焼却する「こも焼き」が行われます。

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