3日間限定で北陸3県をまわる特別な観光列車が、14日、ハピラインふくいが走る福井駅を出発しました。乗客の抽選倍率はなんと4倍。駅では恐竜王国福井ならではの
おもてなしもありました。
         
駅長姿のはぴりゅうが到着を待っていたのは、普段は富山県内を巡っている観光列車    「一万三千尺物語」です。
 
富山、石川、福井の3県を巡るこの特別運行は、北陸ディスティネーションキャンペーンに合わせて、北陸3県の並行在来線各社が協力し12日から3日間行われました。
 
3両編成の車内では、大野市産のブランド豚「荒島ポーク」や、県産の野菜を使った
特製の弁当を堪能できます。
 
駅では、映画「ジュラシックパーク」のテーマを演奏するなど、恐竜王国を印象づける演出もありました。

乗客たちは「普段運行していない区間なので、いい機会だから乗ってみようと申し込んだ」「おいしいものがたくさんあるのが楽しみ。息子と2人での旅行。食べ物も楽しみだし、いい天気だし最高」などと話していました。
 
14日は、抽選で選ばれた県内外の40人が福井駅に集まり列車に乗り込みました。福井駅を出発した観光列車は、芦原温泉駅、石川県の小松駅、富山駅を巡りました。

富山県内を巡る観光列車「一万三千尺物語」ですが、その由来は富山県で山々が連なる立山連峰の高さが標高3000メートル級、そして、深海約1000メートルの富山湾、この高低差が4000メートルで、これが「一万三千尺」ということです。立山連峰から富山湾まで、富山の魅力が体感できるという思いが込められています。
 
福井県内を走るのは今回の特別運行が初めてということで、多くの「撮り鉄」の姿も見られました。     

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