森林資源に恵まれた岡山県北、作州(さくしゅう)地域で、職人が変化を取り入れながら守り継いできた工芸品の技を紹介する企画展が津山市で開かれています。
「働く」ウシを表現し、年賀切手のデザインにもなった竹細工の作州牛。会場には、津山民芸協会に所属する9人が手掛けた約800の作品が展示されてます。中でも津山市の小林博道さんの作品は精巧でリアルが特徴です。今にも動き出しそうな昆虫の姿が目を引きます。こちらは鏡野町の森本博一さんが手掛けたお酒を入れる器。特産のヒノキやサクラを使い、木が持つ素朴さを残す一品に仕上げています。
(津山民芸協会 小林博道 会長)
「一つ一つ丁寧に作り、それぞれの会員が心を込めて作ったものを展示している。時代の流れとともに作品もどんどん変わっているのでしっかり見てほしい」
また岡山県の指定重要無形文化財保持者で、2024年3月に亡くなった和紙職人、上田繁男さんのコーナーも設置。その業績を作品や映像、写真を通じてしのんでいます。「作州の民芸ものづくり展」は10月14日までアルネ・津山の地域交流センターで開かれています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。