山田和樹さん

世界最高峰のオーケストラの一つ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は23日、2025年6月の定期公演に指揮者の山田和樹さん(45)を起用すると発表した。来シーズンの公演計画で明らかにした。

ベルリン・フィルを指揮するのは、首席指揮者兼芸術監督のキリル・ペトレンコさんをはじめ名だたる音楽家が多く、日本人指揮者の定期公演出演は、楽団と関係が深かった小澤征爾さん(今年2月死去)の16年以来。新たな起用は11年5月の佐渡裕さんに次ぐ。

山田さんの出演は来年6月12~14日の3日間で、演目は、フランスの作曲家サンサーンスの交響曲第3番「オルガン付き」など。

山田さんは神奈川県出身。ベルリン在住。英バーミンガム市交響楽団の首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーやモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督を務めている。(共同)

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