デビュー当時の松本清張が目標とした作家・井上靖との交流にスポットを当てた企画展が、北九州市で開かれています。
小倉生まれの国民的作家、松本清張。
会場には、駆け出しの頃の清張が目標として慕った2歳年上の芥川賞作家・井上靖との交流を示す資料およそ70点が展示されています。
こちらは初公開の清張直筆の手紙。
「先日は大変御馳走になりました」と会食のお礼を述べ、「ご高説を拝聴するのが何よりの楽しみ」などとつづっています。
年齢が近く、共に新聞社出身の先輩作家と親交を深めた清張は、作品のモチーフにも影響を受けながら地位を確立し、井上の2年後に芥川賞を受けました。
会場の一角では、そんな2人の芥川賞作家と記念撮影ができるほか、特製のしおりも配られています。
この企画展は、12月1日まで開かれています。
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