クラシック音楽の世界三大コンクールの一つ、ショパン国際ピアノ・コンクールを主催するポーランドの国立ショパン研究所は、来年10月に開催するコンクールへのロシア人ピアニストの出場について「ウクライナ侵攻を支持しないと表明した場合に限り認める」と明らかにした。5日までに共同通信の取材に答えた。
コンクールは1927年に始まり、ポーランドの首都ワルシャワで原則5年に1度開かれる。
国立ショパン研究所の広報担当者はパリ五輪でロシア勢が個人の中立選手として参加したのと同様の扱いだと説明。ただ出場するには「ロシアの侵攻を支持しないとする声明に署名しなければならない」と述べた。
対ロ強硬派のポーランドは2022年2月の侵攻開始当初から隣国ウクライナを人道・軍事の両面で強力に支えてきた。
前回は新型コロナウイルス禍で1年延期して21年10月に開催され、反田恭平さんが2位、小林愛実さんが4位となった。第19回となる来年のコンクールへの申し込みは今年12月15日まで。(共同)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。