染物や絵画、金銀細工など秋田県内の工芸作家が伝統技術で仕上げた作品の展覧会が、3日から秋田市で始まった。

展覧会は、工芸技術の継承と発展を目指す県美術工芸協会が開いた。会場には協会会員の作品など76点が展示され、訪れた人は熱心に作品に見入っていた。

最高賞に選ばれたのは「縄文織」で、あけびのつるを使って縄文土器の模様を表現している。

県知事賞には、植物の根を使って染める伝統技術、鹿角の紫根(しこん)染めの作品が選ばれた。

県美術工芸協会は、展覧会を通じて「若者に秋田の伝統技術やデザインを知ってほしい」としている。

展覧会は10月9日まで、秋田市のアトリオンで開催されている。

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