人気のビジネス小説を「翔んで埼玉」や「テルマエ・ロマエ」などの武内英樹監督(57)が実写映画化した「もしも徳川家康が総理大臣になったら」の製作報告会が22日、東京都内のホテルで開かれ、主演の浜辺美波さん(23)ら出演者らが出席。「豪華×豪華な作品」などと語った。
官房長官が龍馬、文科相は紫式部
新型コロナ禍の中、首相官邸でクラスター(感染者集団)が発生。日本が危機にひんする中、AI(人工知能)でよみがえらせた徳川家康、坂本龍馬ら日本史の偉人たちが組閣し、未曽有のパンデミックに立ち向かう。
主人公は、この偉人内閣の秘密をスクープしようと奔走するテレビ局の政治部の新人記者。撮影は完了し、仕上げに向けて製作中だという。
会見には浜辺さんを筆頭に、官房長官・龍馬の赤楚衛二さん(30)、経産相・織田信長のGACKTさん(50)、文科相・紫式部の観月ありささん(47)、財務相・豊臣秀吉の竹中直人さん(68)、首相・家康の野村萬斎さん(58)、そして武内監督が登壇した。
〝推し偉人〟は徳川吉宗
浜辺さんは「登場する偉人もキャスティングも豪華で、豪華×豪華。豪華のかけ合わせ」と興奮気味に語り、「この夏は、多くの方に、この『もし徳』をお届けしたいです」と力を込めた。
ちなみに作品中、浜辺さんの〝推し偉人〟は、高嶋政宏さん(58)が演じている徳川吉宗で、「どうやったら、あの目力が出せるのか」と驚きを語った。
赤楚さんは、こちらも浜辺さんと共演した映画「六人の嘘つきな大学生」(佐藤祐市監督、11月22日公開)で学生を演じるために増やした体重を6キロ落とし、ひげを蓄え、ワイルドな龍馬を演じているという。
原作を読んで「背筋が伸びた」
会見ではさらに、竹中さんの心優しい〝奇行〟やGACKTさんの役になり切った〝孤高〟ぶりなど、撮影にまつわるにぎやかなエピソードが次々に紹介された。
武内監督は「歴史好きなので、タイトルにひかれて引き受けた。〝イジンジャーズ〟がそろったら、とんでもない映画になる予感がした。また、原作を読んで、日本人として背筋が伸びた。おもしろくて、ためになる映画に仕上げます」と意気込みを語った。
映画は7月26日から全国公開の予定。(石井健)
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