ALSOK杯第74期王将戦(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛)の2次予選決勝が4日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、佐々木勇気八段(30)が梶浦宏孝七段(29)に132手で勝ち、リーグ入りを決めた。藤井聡太王将(22)への挑戦権を争う王将戦リーグ7人の顔ぶれが出そろった。
佐々木八段は前期、初リーグ入りしたが2勝4敗で陥落し、今期は2次予選からの再起を期していた。復帰を果たし、「挑戦を目指す気持ちでないと残留が難しいリーグ。3回戦までに勝ち越せれば更に上を目指し、前期成績を上回りたい」と話した。竜王戦でタイトル初挑戦を決めており、10月から藤井王将との七番勝負に臨む。
王将戦リーグは、前期挑戦者の菅井八段を含む前期リーグ上位4人が残留し、予選を突破した3人を合わせた7人による総当たり戦。11月に挑戦者が決まる。【丸山進】
第74期王将戦リーグの顔ぶれ
序列 名前(年齢) 参加実績(王将在位含む)
① 菅井 竜也八段(32) 2期連続2回目(挑戦1回)
② 羽生 善治九段(53) 6期連続32回目(王将12期)
③ 永瀬 拓矢九段(31) 5期連続5回目(挑戦1回)
④ 近藤 誠也七段(28) 4期連続5回目
⑤ 広瀬 章人九段(37) 3期ぶり6回目(挑戦1回)
⑤ 佐々木勇気八段(30) 2期連続2回目
⑤ 西田 拓也五段(33) 初参加
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