松江市議会の9月定例会が3日開会しました。10億円余りの補正予算案とともに、市が所有する観光施設などの利用料を値上げするとした条例の改正案が提出されました。
3日に開会した松江市議会の9月定例会には、総額約10億4400万円の補正予算案が提出され、2024年7月に発生した大雨災害の復旧支援に約5億6000万円などが盛り込まれています。また市が所有する観光施設などの利用料を値上げするとした条例の改正案も提出されました。

松江市・上定市長:
「近時の光熱費・労務費の上昇などに伴う、各施設の維持管理費増嵩に対応した受益者負担を原則とする見直しを今回実施しようと考えている」

利用料金の値上げを検討しているのは、市の所有する31の施設で、松江城や小泉八雲記念館など観光客の利用が多い施設は最大1.5倍、市民の利用が多い市民活動センターなどは最大1.3倍の値上げを想定しています。
例えば、松江城天守の入場料は、大人680円から800円に、小泉八雲記念館は、大人410円から600円にするとしています。市は、値上げの理由として物価高騰に加え、光熱費、人件費の上昇が影響していると説明しました。
一方で、松江城や松江歴史館などの一部の観光施設については市民対象の割り引き制度を導入するとしています。

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