3期ぶりの王将戦リーグ入りを決め、笑顔を見せる広瀬章人九段=東京都渋谷区の将棋会館で2024年8月30日、丸山進撮影

 ALSOK杯第74期王将戦(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の2次予選決勝が30日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、広瀬章人九段(37)が斎藤慎太郎八段(31)に118手で勝ち、3期ぶり6回目の王将戦リーグ入りを決めた。2次予選決勝は3組あり、9月4日にリーグメンバーが出そろう。

 王将戦リーグは、前期挑戦者の菅井竜也八段(32)のほか、前期リーグ上位4位の羽生善治九段(53)、永瀬拓矢九段(31)、近藤誠也七段(28)がシードされている。22日に西田拓也五段(33)が1次予選から勝ち上がって初のリーグ入りを決めた。9月4日には佐々木勇気八段(30)―梶浦宏孝七段(29)戦が行われる。

 広瀬九段は第69期に王将初挑戦を果たしたが、渡辺明王将=当時=に3勝4敗で惜しくも敗れた。今期リーグでは羽生九段に次ぐ年長者となる。終局後、広瀬九段は「3年たつとリーグも久しぶりという気がします。個性派がそろったリーグですが、挑戦争いに加われるようにしたい」と意気込みを語った。【丸山進】

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