空海の名で知られる弘法大師が開いた伊豆市の修善寺温泉では4月21日、大師の霊を慰め温泉に感謝する恒例の湯汲み式が行われました。

修善寺温泉は今から約1200年前に川の水で病気の父親の体を洗う親孝行な息子に感心した弘法大師が”独鈷”と呼ばれる仏具で岩を砕き、温泉を湧き出させたのが始まりと伝えられています。

21日は”独鈷の湯”を桶に受けた湯汲み娘が稚児や弘法大師を祀った神輿と一緒に温泉街を練り歩きました。

このあと独鈷公園では神輿が御開帳となり、参加者は焼香して温泉への感謝の気持ちを新たにしました。

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