再オープンに合わせた夜のイベントに登場する恐竜のシルエット(奥)=福島県いわき市常磐湯本町の「市石炭・化石館 ほるる」で2024年4月19日、柿沼秀行撮影

 最大震度6強を観測した2022年の福島県沖地震で被害を受け、休館していた「いわき市石炭・化石館 ほるる」が25日、再オープンする。同館ではゴールデンウイーク(GW)期間中の記念イベントを企画しており、大勢の親子連れなどの来館を期待している。

 同館は1984年にオープン。江戸時代から昭和までの常磐炭田の雰囲気が味わえる模擬坑道や、市内で発見されたフタバスズキリュウとして知られる首長竜の化石のレプリカなどを展示し、人気を集めてきた。22年3月の地震で鉄骨の「竪坑櫓(たてこうやぐら)」の一部が壊れて休館となり、解体を進めていたが、安全が確認されたとして再オープンを決めた。

 25日から5月6日にかけて午後5時までの営業時間を延長し、夜間(午後5時半~7時半)に記念イベントを行う。料金は500円。場内を暗くし、プロジェクションマッピングを活用。クイズに答えるとスペシャルカードがもらえる。

 このほか、アンモナイト標本作製教室などのワークショップやミニ講座なども予定している。駐車場の一部は使用できず、近隣の他の駐車場などと結ぶシャトルバスを運行する。問い合わせは同館(0246・42・3155)。【柿沼秀行】

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