天草市牛深町で先日、子どもたちと一緒に絵を描いて地元を盛り上げようというイベントがありました。

【風本 智康さん】
「子どもたちが自分のいいアイデアを出して、どんどんいい絵を描き始めて、地域に影響を与えるようになった」

天草市牛深町に住む風本 智康さんです。

牛深高校を卒業後、大阪の飲食店などに勤務。35歳のときに地元に戻り、ピアノとエレクトーン教室をしている綾子さんと知り合い、結婚。一緒にカフェや子ども食堂を運営しています。

一方で、風本さんは子どものころから絵を描くことが大好きで、2年前から地域の子どもたちを集めて、『お絵描きイベント』を開いています。

この日も地元の子どもたちを集めて絵を描きます。

牛深地域では、4年前にコロナ禍で中止となった成人式が8月17日に『24歳の集い』として開催される予定です。

完成した絵は、その時に飾られます。

依頼したのは、天草市牛深町に住む会社員・小崎 北斗さん。小崎さんも4年前の成人式が中止となり、『24歳の集い』に参加します。

【依頼した小崎 北斗さん(24)】
「今回、4年越しに成人式をやろうとなった時に自分たちにしか作れない成人式(24歳の集い)に出来たらいいなと思って、依頼させていただきました」

テーマは『自分の思う牛深』です。

【風本 智康さん】
「牛深で、お魚でもいいし、家族でもいいし、ちょっと考えてください」

縦1.8メートル、幅5.5メートルの大きなパネルに絵具を使って描きます。

この日は、牛深出身のシンガーソングライターMAYUME(まゆめ)さんも訪れ、歌で会場を盛り上げました。

子どもたちが牛深をイメージしながら自由に絵を絵描きます。

【子ども】
「白が好きなので白でクラゲを描いてます」
(取材者/何を描いてますか?)「さかな」

【子ども】
「一緒にやるのが楽しい」

作品は約3時間かけてできあがりました。

「完成!」

完成した作品には牛深の海や船、ハイヤ大橋などが描かれていて、「ふるさとへの思いを持ち、挑戦する心を忘れないでほしい」というメッセージが込められています。

【子ども】
「24歳になった人に、成人式はかなり特別な思いになると思います」

【小崎 北斗さん】
「きょう来てくれた人たちがいたから、この1枚の素晴らしい絵が出来て、楽しい時間だったと思いました」

【風本 智康さん】
「いつもそうなんですけど、出来上がりが不安でしょうがないのですけど、きょうは最高の作品が出来ました」

風本さんは「今後も子どもたちにみんなで描く絵が地域に貢献できることを伝え続けたい」としています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。