第1局の勝利から一夜明け、庭の新緑を背に取材に応じる藤井聡太名人=東京都文京区のホテル椿山荘東京で2024年4月12日午前9時23分、手塚耕一郎撮影
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 第82期名人戦七番勝負の第1局(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の激闘を制してから一夜明けた12日朝、藤井聡太名人(21)は東京都文京区のホテル椿山荘東京で取材に応じ、「スローペースで2日目の午後から戦いが起こったので、今までの2日制とはペースが違った。名人戦は2日目に夕方の休憩があり、長さを改めて感じた」と振り返った。

第1局の勝利から一夜明け、笑顔を見せながら名人戦について語る藤井聡太名人=東京都文京区のホテル椿山荘東京で2024年4月12日午前9時6分、手塚耕一郎撮影
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 感想戦を終えて自室に戻った後、一人で対局を振り返り、午前1時ごろに就寝したという藤井名人。タイトル戦で5回目の対決となった挑戦者の豊島将之九段(33)はこれまでの対戦と一転して力勝負で臨んだ。その印象を問われると「序盤から中盤にかけてうまくバランスを取り、プレッシャーをかけられた。(2日目昼食休憩明けの)9五角~4四角の構想力など、すごく参考になるところが多かった」と素直にたたえた。

 23、24の両日指される第2局の舞台は千葉県成田市の成田山新勝寺。「行ったことはないが有名なお寺。どんな雰囲気なのか楽しみにしています」と好奇心をのぞかせた。【丸山進】

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