徳島県の後藤田知事は9日午前に開いた記者会見で、11日から徳島市で始まる「阿波おどり」について、8日に宮崎県南部で起きた地震で気象庁が発表した南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」が発表されたことを受け、中止は求めないものの「県民や観光客をどう守れるか主催者と協議したい」と述べました。

実行委員会は予定通り開催する方針を示しています。

徳島県の後藤田知事は9日の記者会見で、11日から15日まで徳島市で開催される「阿波おどり」について、開催中止は求めないとしたうえで、「主催者である徳島市、実行委員会とも災害対策ということも含まれるし、この度の巨大地震注意という環境の中で、どう県民守れるか観光客をどう守れるかは、確認が重要だと思っているので、またその辺については主催者と協議してまいりたい」と述べました。


■実行委員会「予定通り開催」と公式サイトで発表

徳島市で開催される「阿波おどり」をめぐっては、徳島市が8日夜、「巨大地震注意」の発表を受けて開いた会議で中止要請はしないと決定した上で、「津波避難計画の再確認を要請する」としていました。

また徳島市で阿波おどりを開催する「阿波おどり未来へつなぐ実行委員会」は8日付で、公式サイトで、「2024阿波おどりは予定どおり開催します。なお、実行委員会は災害対策連絡本部の指導のもと、地震への備え及び津波避難計画の再確認を早急に行い、開催に向けて準備を進めてまいります」と発表しています。

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