日本を代表する建築家、前川國男(1905~1986)が設計した岡山県庁本庁舎本館などが国の登録有形文化財に登録される見通しとなりました。

1957年に完成した地上9階、地下1階建ての岡山県庁本庁舎本館。前川が設計した最初の庁舎建築として知られています。前川の師匠であるフランスの世界的建築家、ル・コルビュジエが提唱した「ピロティ」や「屋上庭園」など近代建築の5つの要点をすべて備えています。「庁舎におけるモダニズム建築の実現という面で価値がある」などとして、今回、国の文化審議会が答申しました。

これを受け岡山県の伊原木隆太知事は「大変喜ばしく思う。観光資源としても活用したい」とコメントしています。

今回、岡山県内で答申されたのは13件で、登録されれば県内の国の登録有形文化財は375件となります。

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