熊本市の夏の風物詩、本妙寺の『頓写会(とんしゃえ)』が23日夜、ありました。

参道には出店が軒を連ね多くの参拝客でにぎわいを見せました。

加藤清正公の命日7月23日に毎年営まれる本妙寺の『頓写会』。

清正公の一周忌の供養として住職が法華経を書き写したことが始まりとされています。

23日は国指定重要文化財の刀剣などが展示されている宝物館に住職が書き写したとされる巻物も展示されました。

また、参道には出店が軒を連ね、多くの参拝客らでにぎわいました。

【参拝客】
「久しぶりににぎわっていて、びっくりした」
「20年くらい前は、このように(2人で)一緒に歩いていたが、この人出を(久しぶりに)見に来た」

午後7時半になると、この日のために約340人で新たに書き写したという法華経の経典を携えて法要行列が本院を出発。

うちわ太鼓を鳴らしながら『胸突雁木(むなつきがんぎ)』と呼ばれる石段を上りました。

そして、拝殿に到着すると法要が営まれ、僧侶たちが経典を奉納しました。

僧侶たちの読経の声が夏の夜空に響く中、浴衣姿の参拝客などが熊本市の夏の風物詩を楽しんでいました。

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