8月に開催される秋田県湯沢市の伝統行事「七夕絵どうろうまつり」を前に、美人画が特徴の絵どうろうの完成に向け、描き手が筆を走らせている。
湯沢市の伝統行事「七夕絵どうろうまつり」は、毎年8月5日から3日間開催される。会場にはあでやかな美人画が描かれた絵どうろう約120基が並び、夜の街を彩る。
絵どうろうづくり、この道30年の首藤ミヱさん(83)は、横手市の自宅の作業場で美人画を描いている。高さ2.4メートル、幅4.7メートルの大きさで、完成まで1カ月ほどかかるため、首藤さんは毎日筆を走らせている。
遊郭で楽しそうに談笑する女性が描かれ、特に髪にこだわりが見られる。
湯沢市絵灯ろう保存会・首藤ミヱさん:
「絵どうろうで一番見られるのは、美人画の顔。日本髪が大事で、重なるところを濃くするなど陰影をつける」
いくつになっても楽しくてやめられないと話す首藤さんは、「ずっと続けていたい」と絵どうろうづくりに励む。
湯沢市絵灯ろう保存会・首藤ミヱさん:
「鮮やかな優しみのある美人画を眺めてうっとりしている来場者を見るのを楽しみにしている」
「七夕絵どうろうまつり」は8月5日から3日間、湯沢市の中心商店街などを会場に開かれる。
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