海外旅行のバイブルとして知名度の高い「地球の歩き方」シリーズの広島版が誕生し、18日発売されました。制作の裏側と込められた思いを取材しました。
【野川アナ】
「広島市内の書店です。様々なジャンルの本が所狭しと並ぶ中で、こちら広島ガイドの棚が現時点で2段とも空っぽです」
(正午前)
【ジュンク堂書店広島駅前店・三浦明子店長】
「待っているお客様がいる」
【野川アナ】
「しっかりとこのスペースがこの1冊で埋め尽くされるようなそんなレイアウトになるようです」
ついに発売日を迎えた「地球の歩き方広島」。
中国地方では初、これまで千葉や神奈川、四国、東京などが出された国内版シリーズの17番目となります。
【ジュンク堂書店広島駅前店・三浦明子店長】
「お客様からのお問い合わせも多いし、少しでも早く店頭に並べてお客様の手にとっていただきたいという思いが強くあり、頑張って出した」
”広島愛”をテーマに広島の魅力をとことん追求しているという一冊。
実は制作の裏側には地元タウン誌との”初タッグ”がありました。
【『TJHiroshima』阿南征士編集長】
「広島版次に出したいんだよねというのを編集長から直接オファーいただいた。正直、500ページの本をつくるって勇気のいる話で、オファー受けたはいいけどどういう体制でつくるかは非常に考えた」
45年以上の歴史で培った”ノウハウ”を生かしローカルの雑誌では多いとされるライターなど30人以上が総力戦でおよそ1年かけて完成させたといいます。
【『TJHiroshima』阿南征士編集長】
「どれくらいの文字数をどこに流し込むかをかなり細かく」
Q:これが何百ページとなると気が遠くなるような…
「そうですね」
表紙は県民からのアンケートで決定しました。
中身の大きな特徴は全23市町を網羅し、あらゆる切り口で広島を解剖。
1000スポット以上の掲載で読むほど深い、”ディープな”広島ガイドに仕上がっています。
【『TJHiroshima』阿南征士編集長】
「地球の歩き方の特徴の1つが歴史と文化というページがあるが、力を入れてやった。歴史的なものから飲食店の開業、主要スポットのオープン情報とかを盛り込んだ年表になっている。どこにもないオリジナルの年表になっている」
およそ2万5000年前の旧石器時代から広島の歴史を紐解き、今年のエディオンピースウイング広島開業まで網羅した充実の内容です。
また、広島でメディア出演する全国区のタレントへのインタビュー記事も…。
「過去に行かれて印象に残っているところとかも掲載させていただいている。広島に来てどういう目で広島を見ているのかをタレントにおうかがいできれば、客観的な広島というのがわかるのかなと思って…」
また、G7サミットから、工事が進む広島駅ビルについても掲載されています。
【『TJHiroshima』阿南征士編集長】
「広島の人にここも載っているあそこも載っていると楽しんでもらって、次の週末からこれをつかってどこかに行こうと思ってもらえるといいなと思う」
さっそく本の前で足を止める姿が見られた書店の売り場…。
ここからどれほど人気の一冊となるのか…。
目が離せません。
<スタジオ>
ここからは取材した野川キャスターです。
【野川アナ】
話題の一冊、入手してまいりました。地球の歩き方、表紙はお馴染みのタッチです。海外旅行のバイブルと言われるぐらいの一冊の広島バージョンが登場しました。分厚くて私の第一関節くらいあります。
地球の歩き方の中でも分厚い方ですね。
【野川アナ】
そうですね。かなり読み応えがあるボリュームです。もともとが海外旅行用のものですから、治安についてとか。広島ということで路面電車の乗り方についてもかなり詳しく解説されています。
そして、細かい字ですが、こんな場所にも情報があります。ページの一番右下に「しまなみエリアの交通手段」について書かれています。かなりニッチな情報ですが、ぜひ読んでいただきたいポイントです。
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