鳥取県智頭町の「石谷家住宅」で、座禅体験が3年ぶりに復活しました。美しい庭園を前に、心と体をリフレッシュ。入社3か月の岡本楓賀アナウンサーが体験しました。

岡本楓賀アナウンサー:
入社して3か月、毎日がいっぱいいっぱい!新人アナウンサー岡本です。この石谷家住宅で心と体をリフレッシュしたいと思います。

智頭町にある国の重要文化財「石谷家住宅」。江戸時代から300年以上続く商家で、林業で財をなした石谷家が当時最高の施工技術で建築しました。敷地面積は3000坪と広大で、部屋数は40以上という大邸宅です。

因幡ふるさと振興財団の陰山愛さんに案内された岡本アナ、石谷家住宅の概要を説明を受けながら、その美しさに圧倒されます。

岡本アナウンサー:
とてもきれいでまるで絵画を見ているみたいです。

座敷から望む日本庭園。池を中心として作られた池泉式の庭園で、使われている資材、デザイン、施工技術すべてにおいて最高水準です。

因幡ふるさと振興財団・陰山愛さん:
江戸座敷には、「猪の目型格子」が厄除けとか魔除けの意味でしつらえられています。江戸座敷からのみ、滝がご覧いただけるようになっています。

目の前に広がるのは、現実世界を忘れてしまうような美しい風景。この風景が見られるのは屋敷の中で一番格式が高い江戸座敷からだけ。まさに特別な風景です。

そして庭園を眺めながら体験できるのが座禅です。石谷家住宅の座禅体験は2020年から始めましたが、新型コロナの影響でその翌年から中止。3年ぶりに再開しました。座禅を指導してくれるのは、石谷家住宅の近くにある興雲寺の吉田住職です。

吉田住職:
手を合わせて、今から座禅をしますということで…。

弟子の東さん:
座りまして、右足を左のももの下に、残った左足を右のももの上に、手を重ねておへその前に、目は半開きで1メートル先を見るように背筋を伸ばして…。

心を落ち着かせていって座禅の世界に入っていきます。心を無にして約10分間。座敷と庭、そこにある空気と、一体になります。

岡本楓賀アナウンサー:
自然とつながったゾーンに入りました。滝の音と鳥の鳴き声、やはり自然と一緒にいるとこころがスッとしました。

吉田住職:
今世の中が慌ただしいから、自然の音しかしない空間に自分を置いて、これからどうするかと考える貴重な時間、そういう時間を少しづつ作ればいいですよね。

国の重要文化財、贅沢な空間で身も心もリフレッシュ。7月28日には座禅体験会が開かれます。

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