勝山市の県立恐竜博物館で、ニューアル後初の特別展が12日から開催されます。11日は報道向けに内覧会がありました。一般公開が世界初の貴重な化石もあります。
        
去年完成した新しい展示室に並ぶのは、恐竜研究の聖地と呼ばれる北アメリカで発掘された化石です。恐竜の全身骨格16体を含む骨格標本60体を、時代ごとに4つのゾーンに分け、恐竜たちがどのように進化していったのか詳しく展示しています。
 
その中でも最大の目玉は、ブラックビューティーと呼ばれるティラノサウルスの実物の頭骨化石です。長さは1.27メートルで若い個体だということです。1980年にカナダで発見された頭骨は、漆黒に輝き、世界で最も保存状態が良いティラノサウルスの化石の一つです。地中のマンガンを取り込むことで黒くなったということです。
 
そして、一般公開が世界で初めてのゴルゴサウルスの化石も展示されます。ティラノサウルスの仲間、肉食恐竜ゴルゴサウルスの実物の全身骨格化石は、7500万年前の地層に埋った状態のまま、尻尾まで全身を公開されるのは世界初です。
 
日本では見られない貴重な恐竜化石が展示されてる「バッドランドの恐竜たち」は、7月12日から11月4日まで開かれます。

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