色鉛筆を使って動物をリアルに描く画家、松田辰也さんの展覧会が岡山市のデパートで開かれています。
ふわふわとした毛並みに、こちらを見つめる愛くるしい目。これらは、色鉛筆だけで描かれた写実画です。
描いたのは、大分県在住の動物画家、松田辰也さんです。会場には松田さんの作品、約20点が展示されています。写真のようにリアルな表現はどのように生み出されるのでしょうか。
(動物画家 松田辰也さん)
「鉄筆を使って紙を掘ってその上から鉛筆をのせていくことで、毛の流れを表現している」
鉄でできた筆記具を使って紙に跡をつけるように毛並みを描き、その上を鉛筆で塗ると白い線が浮き上がる技法です。松田さんはこれまでアクセサリー製作やドッグトレーナーなど様々な仕事に携わっていて2017年から本格的に動物画を描き始めました。
紙に銀箔を貼り付け、その上から描くことで、銀色に輝く荒々しいトラの毛並みを表現した作品も。
(動物画家 松田辰也さん)
「もともと目的としている動物福祉、環境エンリッチメントに関して普段から動物にお世話になっている立場なので、深く考えるきっかけになれば」
この展覧会は岡山市北区の岡山高島屋で7月16日まで開かれています。
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