2025年春に開館する倉吉市の鳥取県立美術館で、開館後の旅行商品の開発などに役立ててもらおうと、観光事業者やタクシー事業者などを招いた内覧会が開かれました。

内覧会には、県内の旅行会社や観光施設の関係者のほかタクシー事業者など、約40人が参加しました。
この内覧会は、観光事業者や交通事業者に美術館の魅力を知ってもらうことで、新たな旅行商品の開発や、入館料の相互割引といった他の観光施設との連携について検討してもらい、美術館への誘客につなげるのが目的です。
参加者は、ガイドの説明を聞きながら、まだ展示品の入っていない“がらんどう”の館内を見学して、開館後の活用方法を考えていました。

参加者:
来られた方が、街中にどんどん来られるように。例えばスタンプラリーとか街へ人が流れるような連携企画ができればと思う。

タクシー事業者:
注目スポットとしてアピールできるものはアピールしていけたらと思う。移動でタクシーを使ってもらえたらと期待しております。

鳥取県立美術館・赤尾靖枝さん:
開館前から関心を寄せていただいて、美術館をもっともっと盛り上げていきたい。例えばタクシーの運転手さんが、観光客をお迎えになったとき、色々と日ごろ案内されていると思うが、その中に鳥取県立美術館も加えていただけるとうれしいです。

県は、「開館前の美術館」を使った活性化のためのアイデアを募集しているほか、毎月15日には一般向けの内覧会を実施し、「みんなが使える美術館」として今後もPRしていくとしています。

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