第82期名人戦七番勝負第4局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、九州電力、QTnet協力)の開催を振り返る記念展が7日、大分県別府市役所で始まった。藤井聡太名人や挑戦者の豊島将之九段が揮毫(きごう)した色紙などが、8月30日までの平日午前8時半~午後5時に見ることができる。
色紙には、藤井名人が「飛翔」、豊島九段が「一心不乱」と書いた。2日間の対局のうち、1日目の最後に豊島九段が翌日の指し手を記した「封じ手」も展示。桂馬を7七に動かすよう、盤面に赤色のペンを使って書き込んでいる。その横には、立会人の深浦康市九段が封じ手を開ける写真が添えられ、対局の緊張感を伝えている。
また、対局者の2人が参加した前夜祭と対局を撮影した写真をテレビモニターを使って流している。【石井尚】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。