初夏の城下町金沢を彩る金沢百万石まつりが5月31日、開幕しました。金沢の地名の由来となった金城霊澤(きんじょうれいたく)では、まつりの始まりを告げる「お水取りの儀式」が執り行われました。

みやびな音が響く中、現れたのは金澤神社の厚見正充(あつみ まさみつ)宮司。金沢百万石まつりの幕開けとなる「お水取りの儀式」です。

芋掘藤五郎がこの湧き水で芋をあらったところたくさんの砂金が出てきたという伝説が残る「金城霊澤」

この伝説から、この場所は金洗いの沢と呼ばれるようになり、金沢の地名の由来となりました。

観光客らが見守る中、厚見宮司はその沢からひしゃくでくみ上げた水を唐櫃(からひつ)に納め、神社に奉納しました。この水は、1日と2日に開かれる百万石茶会の会場に届けられます。

いよいよ始まった金沢百万石まつり。31日はこの後午後7時ごろから子ども提灯太鼓行列。1日は午後2時からメインイベントの百万石行列が行われます。

今年の利家公役は仲村トオルさん、お松の方役は夏菜(なつな)さんが務めます。

また1日と2日は江戸時代、前田家の嫡男誕生などを城下上げて祝った盆正月が金沢城公園で再現されます。ステージでは、能登半島地震を受けて能登の太鼓や獅子舞が披露されます。また、豪華絢爛な輪島のキリコが展示され能登のお菓子や海産物などを販売する能登応援コーナーが設けられます。行列のあとは百万石踊り流し。コロナ禍で制限が続いていましたが今年は制限がなくなり飛び入り参加も可能となりました。

最終日となる2日は浅野川の「梅の橋」近くで金沢の風物詩である友禅流しも見ることができます。

なおお祭りに伴い、金沢市中心部では交通規制が行われますので、ホームページなどで確認をお願いします。

さて、石川テレビでは1日のもようを午後1時から4時間半に渡って生中継します。番組ではまつりにちなんだクイズが10問出ます。正解者の中から、商品券や家電など総額55万円分の賞品が当たりますので是非、参加してください。番組のゲストはTRFリーダーのDJKOOさん。石川を盛り上げたい!と意気込んでいます。放送は1日午後1時から、ぜひご覧ください。

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