鳥取県伯耆町とフランスのホテルグループが、連携協定を結びました。日本の原風景が残る地域の魅力をグローバルな視点で発信し、観光振興を目指します。

12階のラウンジから見渡せるのは雄大な大山の姿。伯耆町のホテル「メルキュール鳥取大山リゾートスパ」。国内大手のチェーンが運営していたリゾートホテルの施設を引き継ぎ、4月にリニューアルオープンしました。運営を手がけるのは、世界の5500か所以上のホテルを展開するフランスの「アコー」です。飲食代など、滞在中の費用も宿泊費に組み込んだ「オールインクルーシブ」の料金設定で、都会の喧噪から離れた地域でその地を満喫する「離れ旅」を前面に打ち出しています。

ホテルの運営会社 トットリ・ダイセン2・真柳宏二社長:
地元の協力なしではホテルは成り立たない。観光でお助けができるのであれば、そこの地域が抱えている課題を一緒に解決していきたい。

このホテルと伯耆町が31日、観光振興などに関する包括連携協定を結びました。伯耆町の自然や地域に根付いた伝統・文化を生かした体験アクティビティなど、観光商品の共同開発にも取り組みます。

伯耆町・森安町長:
世界的な観光・知見を持っているグループの目で、しっかり見ていただける貴重な機会になる。

協定に基づく第1弾の企画として、7月から町内の醸造所が作るどぶろくを使った料理をホテルで提供する予定で、世界で展開するホテルグループのグローバルな視点でローカルな魅力をどのように発信していくか、その手腕に期待がかかります。

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