千葉県市川市の田中甲市長から市の親善大使委嘱状を手渡された、さだまさしさん(右)=市川市で2024年5月24日午後4時3分、石塚孝志撮影

 千葉県市川市は24日、市制施行90周年記念で同市初の親善大使に決まった、歌手のさだまさしさん(72)の就任式を、同市文化会館(大和田1)で開いた。

 さださんは青春時代などを同市で過ごした。バイオリンの修業のため小学校卒業後、出身の長崎から上京。中学3年だった1967年に同市内で下宿を始め、一時期を除いて約20年間、居を構えた。市川に住んでいた頃、大ヒット曲「精霊流し」をはじめ、フォークデュオ「グレープ」時代はほとんどの曲を作った。さださん自身も著書で市川を「第二の古里」と呼び、2002年には同市民文化賞も受賞した。

 同会館でのさださんのコンサートの前に、特別室で就任式があり、田中甲市長から委嘱状が手渡された。さださんは「15~36歳くらいまでの一番濃密な時間を市川で過ごした。もう地元ですね。親善大使として何ができるか、市長ともよく話をしたい」などと話した。【石塚孝志】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。