関東から北陸3県を訪れていた修学旅行生が16日、福井駅から北陸新幹線で地元に帰っていきました。この中学校は今回、北陸新幹線の「連合体輸送」という制度を利用しました。JRから指定された“修学旅行専用列車”に乗ることで、特急料金や運賃が割引され、お得に旅行できるという制度です。
  
北陸新幹線県内開業後、敦賀までの延伸区間では初となる「修学旅行専用列車」の利用に合わせ、福井駅では、駅員や北陸3県の観光連盟らが「お見送り」しました。北陸3県やJR西日本金沢支社などで構成される「北陸三県修学旅行誘致推進プロジェクト」が企画しました。
  
見送られたのは、北陸3県を修学旅行で訪れた千葉県船橋市の中学生約130人で、2泊3日の行程の最終日の16日に県内に入り、県立恐竜博物館での化石発掘体験などを楽しみました。生徒たちは「“最高”の2文字!」「元々恐竜が大好きだったので、化石がたくさんあって楽しかった」「自然が豊かで楽しかった。また来たいと思った」などと口々に印象を語っていました。生徒たちには、福井県のマスコットキャラクターがデザインされた文具などが手渡されました。

企画した観光連盟は「新幹線が開業したメリットは大きい。福井敦賀まで新幹線で来てもらえるようになったので、現地で過ごしてもらえる時間が各段に増え、福井でいろんな体験を楽しんでもらえるということを伝えていきたい」と話していました。
  
この北陸新幹線「連合体輸送」は2019年から行われていて、2023年度は26校が利用しているということです。     

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