福井市では15日、6年ぶりのNPBプロ野球、巨人×DeNA戦が行われました。試合は巨人が勝ちましたが、全国のスポーツ紙などでは、試合の内容以外に、福井県内の宿泊先が”ベタ褒め”され話題となっています。
 
スポーツ紙によりますと阿部監督は「勝てたのは、泊まったホテルが素晴らしいから。二十数年ジャイアンツにいるけど一番のホテル」と大絶賛。また、坂本勇人選手も「18年間で数々の遠征をしたが今までで一番すごかった」、丸佳浩選手は「すごい!すごい!今まででナンバーワン」と感激しています。巨人軍が宿泊した、あわら市の旅館「グランディア芳泉」に聞きました。
  
約85人の読売巨人軍の関係者が2泊した、あわら市グランディア芳泉の山口高澄常務は、今回の反響について「そのように言ってもらってうれしい限りです!新幹線開業の年、震災の復興支援の意味もあると聞いていたので頑張りました」と笑顔で語りました。
  
宿泊初日は、午後11時前と到着が遅い時間だったにも関わらず、グランディア芳泉では、スタッフ総出で選手らを出迎えたといいます。山口常務は「巨人のマスコットキャラクター・ジャビットくんをイメージしたケーキやマカロンなども用意し、若狭牛や海鮮などのビュッフェを用意した。巨人の選手たちは『福井おいしいいいよ!』と言ってくれ、我々も力が入った。これからもしっかり芦原温泉をPRしていきたい」と感激した様子で話してくれました。
  
今回は、ほかにも、芦原小学校の児童が試合に向かう巨人の選手を旅館から送り出すなど、あわら市も協力しておもてなしの気持ちを表現したそうです。こういった取り組みが、あわら温泉を訪れる人の心をつかんでいくのかもしれません。
  
10月には、将棋の藤井八冠が訪れる竜王戦も芦原温泉で開催される予定で、ますます注目度が高まりそうです。

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